学習塾のいろいろ(1)

学習塾にそろそろ通わせたほうがいいのかしら、学習塾に通ってみようかな、夏休み前に成績通知表が返ってくる頃になると、そんな感想を持つ親御さんや子どもたちが多くなります。これまでは学習塾といっても子どもは興味を示さないし、お金もかかるし、と思っていた方でも、実際に学校の成績が低下気味になったり、受験が近づいたりすれば、本当にこのままで大丈夫かなと思うのも無理はありません。学習塾は、そんなときの強い味方になってくれるでしょう。

学習塾と言っても、その学習内容は学習塾によって様々です。大きくは、進学塾と呼ばれることも多い受験対策用の学習塾と、どちらかと言えば日々の勉強の補習に力点を置いた学習塾に2分されるといってもよいでしょう。もちろん、受験勉強も日々の学校での学習がベースになるわけですから、進学塾と呼ばれる学習塾でも毎日の勉強をおろそかにしているわけではありませんし、学習塾が受験に役に立たないわけではありません。

学習塾の学習内容は、補習タイプの学習塾と進学塾タイプの学習塾ではかなり異なります。一般的に補習タイプの学習塾は、地域の公立学校の進度にしたがって学習塾のスケジュールを組み立てます。したがって、学校での定期試験が近くなれば、定期試験対策の勉強スケジュールを立てるところが多くなります。一方、進学塾と呼ばれる学習塾の多くは、学校での勉強はほぼ理解していることを前提に授業が組み立てられています。

学習塾でも進学塾タイプでは、多くの場合、難関校への合格を目指して、受験問題の分析や受験突破のためのトレーニングが授業のベースになります。もちろん、特に中学生が対象の場合には内申書の問題もありますから、定期試験対策をないがしろにするわけではありませんが、目線はもっと上に、受験のライバルは他校にもいるということが前提となります。そのため受験対策の共通試験などの成績が重視される傾向があります。

学習塾といっても、その目指すところは学習塾によって違います。子どもに何を期待するのか、また子どもはどんな希望を持っているのか、実際に子どもの学力はどの程度なのか、そうしたことを分析した上で、その子に適した学習塾を選ぶ必要があります。このマッチングはとても大事です。基本的に学習塾は子ども本人の学習意欲が高まってこそ、その威力を発揮します。学習塾に行くことで自分の力を自覚し、より高いところを目指すモチベーションを育まなければなりません。